著書が出版されました


 私が共著で参加した事業承継支援研究会の書籍が本日、出版されました。 「専門家のための事業承継入門 事例で学ぶ!事業承継フレームワーク」(ロギカ書房)

私は、親族外承継(M&A)の章を担当しております。後継者のいない中小企業経営者を支援する専門家の立場から、どのように企業価値を高め、株式譲渡のプロセスを売り手の目線で進めるか、というポイントをまとめています。

 日本には、中小企業が約380万社存在していますが、年々減少を続けています。(2009年420万社から2014年318万社へ減少)また中小企業経営者の高齢化が進んでおり、2025年には、245万社で経営者の年齢が70歳を超えると言われています。更には、127万社が後継者不在を言われており、380万社の内、実に3分の1が後継者不在ということになります。後継者不在により廃業が増えて来ると、そので働く人達の雇用が失われるだではなく、日本経済全体に大きなダメージとなってきます。

 既に行政が中心となって各都道府県単位で事業承継支援ネットワークが構築されており、このフレームワークを通じて、行政、金融機関、民間支援機関、士業の専門家(中小企業診断士、弁護士、税理士など)が連携する形になっています。膨大な数の「後継者不在企業」への支援は、待ったなしの状態であり、支援に取り組む専門家の育成も急務です。

 この本が少しでも、事業承継支援に取り組む専門家の皆さんのお役に立てればと思います。最近は書店に行くと、「事業承継」の本を数多く見かけますが、専門家向けの本で、尚且つ、事業承継の様々な局面を体系的にまとめた本はなかなか見当たりません。経営を承継するための見えない価値(知的資産)の磨き上げから、後継者育成の課題への取り組み、資産(株式)承継に係る法律上の課題等々、事業承継に係る課題は多くの専門分野にまたがっており、これらを俯瞰して、大きな方向性をみつけていかないと、小手先の対応ではうまく行きません。もちろん全ての会社にあてはまる処方箋を1冊の本のなかに詰め込むのは無理ですが、事業承継を検討する際に重要な課題が漏れないようフレームワークという形で、全体像を示しています。まずは全体像を見て、最適解を考えていくことが、事業承継では一番大切なことです。

 専門家向けの本ですが、会社を継ごうと考えている後継者の方にとっても、このフレームワークを理解いただければ、事業承継に向けた取り組みに「抜け漏れはないか」、「現在の取り組みで十分か」といったチェックができると思いますので是非、参考にしていただければと思います。

サービス・メニュー

■ 事業承継支援(親族外承継、M&A)

 跡継ぎのいない中小企業の親族外承継(M&A)に際し、事前の準備、株式譲渡の方法、株価評価、交渉などのご支援をアドバイザーとして行います。

■ 事業承継支援(親族、従業員への事業承継)

 事業承継において中小企業経営者の方が抱える悩みを整理し、課題や問題点を解決するためのご支援を行います。

事業が抱える課題、後継者の育成、古参従業員の処遇、借入金の返済、株式譲渡の方法、株価評価、相続の問題、退職金と引退後の生活等々、事業承継に関わる課題は多様です。事業承継の全体プランをしっかりと事業承継計画書にまとめ手順を踏んで進めることが肝要です。

#事業承継 #MA #中小企業診断士

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