• Tommy Nagayama

グローバル経営(実践編1)課題を整理する


 海外展開の最初のステップは、事業計画の作成です。現地の市場環境、競争環境、そして自社の経営資源(ヒト、モノ、カネ)を冷静に分析し、その上で、考え得るリスクも織り込んだうえで、事業計画や合弁契約などを準備していく必要があります。但し、いきなり現地の調査だと言って、現地視察したり、現地のパートナー候補と会って意気投合する前に、検討すべき事項があります。

(1)経営方針・ビジョンの確立

海外展開の目的と方向性を決めることです。海外展開で何を目指すのか、市場の開拓なのか、コストダウンなのか、収益性の改善なのか。このブログでもとりあげましたが、海外展開の失敗の根本原因の多くは、この段階での検討が不十分なため、トップの指示や現地パートナーからの歓待(?)を受けて安易に海外展開を進めてしまうということです。目的を明確化することによって、実行段階において、個々の事象や交渉経過が、その目的と合致したものなのかどうかという振り返りが可能になります。

(2)経営資源のチェック

海外展開には、資金も必要ですし、対応する人材も必要です。場合によっては、人材は自社の人材だけでは不足で外部人材の登用が必要になる場合もあります。これらの経営資源をどこまで海外展開に投入できるのか、という検討が必要になります。

(3)市場環境、競争環境の調査

ここからが、いわゆるFS(フィージビリティ・スタディ)作成のステップになります。

FSの目的は、参入可能かどうか(規制の問題)、市場性があるかどうか、事業を展開の環境・インフラ構築が可能かどうか、といった事業環境の調査を行うことです。

(4)事業計画の検討

上記を考慮した上で、最終的に事業の採算がとれるのか、投資の回収が可能かどうか、といった点を明らかにすることです。

縮小する国内市場、人材不足、人件費の高騰等々、国内の市場環境を考えるとどうしても海外事業が魅力的に思われるかもしれませんし、実際に海外事業をうまく展開している会社もたくさんあります。一方で、最初のステップを誤ると大きなリスクを抱え込むことになります。国内での事業展開以上に、慎重かつ計画的に進めることが重要です。

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中小企業の海外展開、海外子会社・ジョイントベンチャーなどのグローバル経営について、海外進出の初期的な検討(フィージビリティスタディ、事業計画作成)から進出後の経営戦略、組織運営、人事管理、財務管理など様々な課題に至るまで一貫した支援を行います。

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